ホリスティックの語源は、ホール
ホリスティックの語源は、ホール
「whole」「全体の」「丸ごとの」という意味があります。
つまり、患者の症状だけを問題にするのではなく、
その人の「からだ」と「こころ」と「たましい」
を視野に入れた医療が、ホリスティック医学です。
●PMS(生理前症候群)を例にしてみましょう。
現代医学では、PMSの治療は、
低用量ピルで、排卵をストップさせてPMSの諸症状をやわらげる、
鎮痛剤で、腹部痛や腰痛、頭痛など、我慢できない痛みを抑える、
抗うつ剤で、イライラや不安感、ゆううつを改善する、などの方法で行います。
一方、ホリスティック医学では、
PMSを「からだ」と「こころ」と「たましい」から見ます。
PMSには、色々な問題が隠れています。
「からだ」の問題として、偏った食事や、運動不足、パソコン、
環境汚染、過労、不規則な生活など多くの問題があります。
「からだ」よりもさらに深い部分に、「こころ」があります。
「こころ」は、毎日の生活で思うこと、感じることです。
毎日小さいことでも感謝してする気持ちや、楽しむ気持ち、
PMSを改善して健康になる、という気持ちがないと、
どんなに栄養を摂っても、完全に健康にはなりません。
こころより深い所にあるのが「たましい」です。
「たましい」とは、心の奥の潜在意識で、
感じていること、考えていること、確信していることなどです。
“男性に生まれたほうが良かった”と思っている女性も多いです。
この様に、自分の性を否定する気持ちは、
ホルモンバランスを崩してPMSも起こりやすくなります。
この様に病気には、「からだ」と「こころ」と「たましい」の3つの面からの改善が必要です。
ホリスティック栄養療法は、
基礎栄養学・身体のメカニズム・精神的要因から、それを支える栄養学で、
細胞レベルからの自然治癒力に働きかけて健康状の維持向上に役立ちます。